”臭いものに蓋”の時代。
先日、とても残念な事実を知りました。
色々な場所に行っては、その場所でサーフィンをし、シュノーケリングをし、磯遊びをし、そのお礼の気持ちを込めて、できる範囲でビーチクリーンをしています。
…ですが、ビーチクリーンは海に漂着したゴミを拾う行為で、まさか掘る?というゴミ拾いがあるとは…。
これはつい最近、伊豆のビーチで、ゴミ掘りに参加した時の写真です。
一見すると、とてもキレイなビーチなのに、スコップでわずか30cmほど掘ると、錆びたゴミが山のように出てきました。
空き缶、電池、瓶など。
砂ごと掘り出したゴミを買い物かごの中に入れて、それをふるいの代わりに使って、砂を落とし、残ったゴミをゴミ袋へ入れます。
錆びたゴミ同士がくっついて、大きな塊になってしまうゴミもたくさんありました。
これを15名ほどで、1時間ほど繰り返しました。
ゴミ袋の耐えられる重さを超えない程度に入れても、90リットル用のゴミ袋が20袋くらいになりました。
もう本当に衝撃でした。
悲しくて、悲しくて、言葉が出てきませんでした。
”臭いものに蓋”
”海はゴミ箱”
残念ですが、そんな時代が、その昔、ここ日本にあったということを、実体験を通して知ることができました。
この日、参加した方が調べたところによると、サッポロビールのこの缶は1959年のモノのようで、今からちょうど50年前に販売されていた缶ビールだということが分かりました。
ゴミを埋める人がいて、掘る人がいる。
堤防や岸壁をつくる人がいて、壊す人がいる。
ダムもしかり、原発もしかり。
もう想像力の欠落としか言いようがありません。
前を向いて、1つずつやっていくしか無いですね!!!